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The value of movies: Naomi Kawase at TEDxTokyo

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私は両親を知りません
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私は年を取ったた老夫婦に幼獣をもらわれて育ちました
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養母と養父なんですけど私はずっとおじいちゃん、おばあちゃんというふうに呼んでました
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おばあちゃんです
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1969年5月30日私はこのように世を受けました
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生まれた時にどうだったかというのはもう覚えていないんですけど
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でも大きくなるに従って
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どうして私はここにいるんだろう
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私は何のために生まれたかなってずっと思ってました
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私は生まれなかったかもしれないなあとか
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そんな時、映画が私の前にやって来たんです
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そのカタカタカタって、音を立てて、自分の目で見たもの記憶記録してくれる
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そんな八ミリフィルムが自分の目の前に現れました
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なんで私はここにいるんだろう
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私がいないほうが良かったかな
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私って何なんだろう?
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ずっと思ってました
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何で今私はここに立ってるんですか
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皆さんはどうしてそこで私の話を聞いてるんですか
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インターネットで私のこと見てる人何で今その時間を費やしてるんですか
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時間は皆のもと同じようにカッチカッチって一秒ずつ過ぎていきます
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もう二度とその時間は戻ってこない
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なのに、この一コマ、一コマ刻んでくれるフィルムというのはその時間を巻き戻すことができたんです
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私がこのおばあちゃんと過ごした時間
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その時間はもう二度と戻ってこない
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なのに、フィルムはそれをもう一度そこに立ち返らせることができる
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おばあちゃんを取った映像です
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この時間はもう二度と私の前には姿現れません
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04:27.3
現実には
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でも、こうして永遠に皆さんと共有することができる
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素晴らしなあ、映画ねって思いました
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04:47.3
何で私に映画館前より来たんだろうって思いました
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それは奇跡なんじゃないかなって
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だってもう二度とないと思ってた
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時間がこうしてよみがえてくれる
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すごいなあタイムマシンかな、これは
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思いました
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この時、私はこのおばあちゃんの映像を撮ってる時に
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自分の家の台所から扉をあけて
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おばあちゃんに触れてました
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でも、どうしても、その壁を越えて、本当のおばあちゃんに触れにきたかった
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フィルムも勝手にそれをしました
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本当のおばあちゃんは生身の人間で温かくて
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本当に生きてそこにいました
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あの時、このカメラを回してきた自分とそこでそのおばあちゃんに触れていた自分、本当に瞬時の差なんですけど
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私が二人存在しました
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主観と客観ということなのかなこれがあって思いました
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その感覚を得た私は初めてこの映画が海外で上映された時に
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あー、国境がなくなった
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扉が開けたって思いました
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私のおばあちゃんのことを全く知らない人たちが
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06:35.4
その人たちが
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私と一緒におばあちゃんの畑仕事を見てくれている
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あー映像って海を越えるんだなと思いました
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そして、感覚をともにできるかなって思いました
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共にできた感覚ほど、強いものはありません。なぜならそれはその人たちの心の中に確かに存在するものだから。そしてその存在したものは自分が裏切らないかぎり必ず繋がっていくからです。こうして私は国際映画祭の力を得てこのような感覚に辿り着きました。映画祭は映画を見るだけじゃない、映画祭は人と人を結ぶ架け橋になり得るんだ。私はどうしてここにいるんだろうか、わからない。そんなふうに思っていた。奈良の田舎のなにできない女の子がこうして海を越えて、そして何でもない普通のおばあちゃんの映像で色んな人たちと繋がり始めたんです。それをもたらし結局くれたんのが国際映画祭でした。私は不当思い立ちます。私は海外に行くのではなくて、海外から日本に人がやってくる。できれば自分の故郷、このおばあちゃんが私を育んでくれた奈良という場所でこの架け橋を作ることができたらというふうに思いました。架け橋はとても小さいです。今は。そしてまだ多くの人に知られていません。奈良の興福寺という場所があります。そこの五十の棟の下に五十二段の階段というのはあります。そこは私はレトカペットにしてみたらどうかなと思いました。レトカペットは官能基とはいけないというわけではありません。どこに立ってっていい、そしてそこにレトカペットを作ることが大事ではなくて、そこに自分たちがいることを誇りに思うということが大事なんです。故郷を誇りに思う、どんな場所でもない、外に行くのではなくて自分の足元、そして自分を育んでくれた、この場所でそれを立ち上げたいと思いました奈良国際映画祭の始まりです。この映画祭はできれば映画を上映するのではなくて映画を作ったらどうかなと思いました。2010年に一回目を開催して、その時グランプリを撮ったメキシコ人の監督に第二回目の今年、映画を作ってもらいそれも奈良県で撮影した映画です。メキシコから来たまだ30代の若い監督が奈良県の十津川村というところで映画を撮りました。その映画が奈良で上映されまた国境を超えて海を越えて今地球を周り始めます。映画祭は映画を見るのではなく人と人を結ぶ、それから映画を作る。とてもクリエイティブ場所だと思っています。これは奇跡ではないですか。